2015年12月28日月曜日

SynthWave系の曲を紹介シリーズ~#01 Satosui_ 「Wave」



■「WAVE」の制作経緯

きっかけは私が音楽の担当をしているYoutubeで配信中の某ゲームチャンネルのYoutubeLive向けの番組で架空の放送局を名乗り、番組終了後にクロージングと呼ばれる、深夜テレビを見ると、「JOなんたらTV、こちらは○○テレビです。本日の放送は終了しました」というような映像に使われる音楽を演出の方に「映像は80年代風のCG/スリットスキャンを使用した映像なのでシンセでポップな曲を」発注され、制作したのがWAVEなのです。

■実制作

ヴィンテージと呼ばれるシンセサイザーは、得意不得意があり出る音出ない音がありますので、先ずは音作りにリード・パッド・ベース・ドラム・シーケンスと大まかに4つに絞って、
ベースはDX7FDⅡ
ドラムはLinnDrumがサンプリングされたMPC-60、シモンズがサンプリングされたMPC-3000とAKAIサンプラーの名器群。
パッドはTX802(DX7FDⅡのラック版)、Waldorf Q
リードはWaldorfの名機であるWaldorf Wave 2.3
シーケンス・SE・シンセブラスはSuperJupiter(Jupiter-8のラック版)、JX-10(Rolandのデジアナ最終形!!)、JX-8P(これまたレアな)

それらをCubaseで同時に走らせて、Protoolsでミキシング・TDして完成しました。

曲自体に関しては、何かにインスパイアされたというものは無くて、メロ先ではなくコード先でモチーフを構築させてからメロディを書いていきました。

何はもとより一番大変だったのは経年変化によるI/Oから発するノイズや、ウェーブテーブル独特のエイリアスノイズの補正、そしてさらにまいったのがLFOの不調(笑)

これらをミキシングで、ひどい箇所は切り取って粒子状にして消したりしてました。。。




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キャッシュの動きを見るためなのかな。

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