2019年6月10日月曜日

機材の進化とてんやわんや

お仕事も順調に進んでます。

最近は撮影業務もHDから4Kへの比率も増えてきており、
イレギュラーなものではVRカメラ、6Kや8Kによる撮影にサラウンド収録も増えてきてます。

機材も様々で、HD制作はほとんどはXDCAM、NXCAM。
4Kだと選択肢が増えて、ソニーのラージサイズカメラ、Canon C300mk2、RED cinema、
ARRI ALEXAなどなど現場やクライアントの希望に応じて変わっていきます。

詳細は申し上げられませんが、どういった案件が多いかと言うと、
HD撮影の場合はアマゾンやAbemaといった大手のネット配信、BS放送の紀行番組、
テレビ東京のバラエティ番組です。

4K撮影は、CS4K、BS4K、4K撮影HD制作の番組などです。

では編集・VFXはというと、4Kだとこれまた大変難儀でございまして、、、
4K撮影の機材関連の整備が終わって3年後の2015年。
うちは元々Avidによる編集が主でして、そのままの流れで4Kも編集できるシステムに
更新しました。

けども、その年にAvid Dekoシリーズという所謂テロップシステム自体が開発終了とのこと。
日本での案件のほとんどに大量のテロップはつきもので、正直ポスプロとしてなりたたない。
という状態が続きました。
まあでも、昔の会社でAvidにDekoというスタイルでの時も、納品前夜にDekoが謎フリーズし
テロップデザインの仕様とかない案件だったので、
MacG4に入ってるフォトショで切り抜けた過去もありました。
「高いマシンなのに使えな」と部長がぼやいてましたわ。

結局のところ、TFX-Artistを導入しました。
最近細々と採用が増えてるPremiereでもプラグインとして使用できるので便利。
都内のポスプロでも採用されているので、オフラインで持っていくと作業短縮できます。
※例外的な使用ですので、詳しくない場合はいままでどおりの発注が良いです。

昨年から4Kの比重が増えてHP Z8 G4にWSを更新しまして、
Smokeと今年はFlameも導入し4Kも8Kも対応いたしました。

ネット配信で中でもスピードを求める案件は、EDIUSやPremiereで対応しており、
ここでは拡張性高いBTOマシンが活用してます。
それいいんかい!!と安定性に不安がありますが、案外安定してます。
1ヶ月の試用期間でどんなもんかとテストをし、愛称の良いプラグインにパフォーマンスを
見て実務で使ってます。(実務までけっこう手間かかります。)

VFXやCG制作は、フィニッシュワークもかなり増えてきました。
うちはVFXスタッフを分業しないジェネラリストとして強いスタジオですので、
クライアント招いてのコンポジットが必要なカットもショットを担当したスタッフが行う、
きわめて珍しい体制をとっております。
たぶんこの中で一番動いてて、ものすごく忙しない部署です・・・。
まず活動範囲が、TVCMからアニメーションですからね。
最近ではデジタル作画・3DCGカットの撮影(コンポジット)業務もあり、
スタッフは外部含めて5人という超少数精鋭でやってます。

4KでのVFX業務は物理的に時間がかかりネックで他スタジオと情報交換や、
R&Dでひとつの解決策として、パイプラインにUnrealEngineを導入しました。
レイトレのリアルタイム計算ができるので、3Dソフトのカメラデータのコンバート
ができさえすれば、実写との親和性がどんどん近づくのではと思います。
またリアルタイムという性質を生かして、映像編集時にリアルタイム送出を試験的に
導入しました。
TVの所謂、オンエアグラフィックやオープニングCGで活躍してます。


結果的にどの部署も、高解像度化に悩まされつつ成長しております。








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キャッシュの動きを見るためなのかな。

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