最近バラエティ番組では「コンプライアンス」というワードがありますが、
番組制作で指すのは放送倫理、放送基準という意味にもなります。
しかしながら、この「コンプライアンス」をよく番組でワードとして出されますが、
ワタシは非常にこれについて違和感があるのです。
バラエティ番組制作側として意見を述べますが、
例に、過去の番組映像や芸人の企画発表などで、実現不可能な際に、
「コンプライアンス的にムリ」だったり、
スタッフが出て「コンプライアンス的にそれは…」
などありますが、そもそも放送倫理、放送基準というのはほとんど「報道・情報」に
関わる番組を指しており、そもそもバラエティ番組を律する倫理というのは明文化されて
いないのです。
なのに企画段階でその言葉を出されるのは前から甚だ疑問だったのです。
また先ほどの番組内で「コンプライアンス」という発言は間違っていて、
例えば「番組まるまる使ってチンコ使ってひと芸する」という発言に対しては
「下品過ぎる」「テレビでは過激すぎる」などが妥当だと思われます。
風当たりが強いせいなのか、「放送倫理」や「コンプライアンス」に対して
過敏になりすぎると思われます。
ですが、これ以上「昔のテレビ」というのはテレビ局の収益システム上難しいでしょう。
最初は深夜で実験的な企画で下品でくだらなく、ずっと見てないと難解なものが、
世間に周知され「実験場」から「ショー」と化して羽を伸ばせなくなり、
結果的におおいなマンネリが繰り返され終わっていくという番組を少なくないです。
放送・配信元も、もっとそのコンテンツの特性を知り、いまではBS・CS・ネットなど
ありますし、様々な形態で柔軟に番組作りをさせてほしいものです。
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