2015年5月23日土曜日
編集作業で構成を考えるつらさ
撮影準備段階で構成を考えるのと、編集作業で構成を考えるのはかなり違う。
撮影の準備段階で構成を考えれば、演者が思うどうり動いてくれれば
スムーズに撮影→編集・MA→納品と進む事ができる。
反して、編集作業で構成を行うとそれ相応の労力がいる。
このブログに載ってある写真ですが、これはキャノンの業務用カメラで撮影した、
とあるロケのヒトコマである。
左がAP、右が演者。現場スタッフは私ひとり。
何か不安げなのは察しのとおり、
実は当日スケジュールの関係上とある構成してた本が飛んでしまったのだ。
現場では急いで企画をイチから考える事が始まった。
「とにかく撮影は今月は今日しかないので以前やった企画をコーナー化しよう」
と私が言い出して、色々現場で試行錯誤を練った。
構成自体はすでにフォーマットがあって、そこに2回目となるものをあてこめば
済む話だ。
しかし、シンプルな企画さがゆえの問題もあった。
それならと、彼ら演者の意見を反映して撮影を進めた。・・・が、
それはそれではまりかけたピースをバラバラにされた。
撮影しながら、「はて困ったなあ・・・」と不安しかなく、
撤収し、編集室で素材を確認した。
ぼーっと今日の素材を確認した。
そこに演者が企画の鍵となるセリフが入ってきた。
あーそういうことか、と企画成立への道筋が見えてきた。
しかし、予定してなかった3DCG/VFXの工程が出てきた。
猶予はじゅんぶんにあるのだが、どこまでコンテを切れるかが心配なのだ。
そして2日経ち現在、バージョン4からお世話になってる3dsmaxのソフトを
立ち上げる事なく今に至ってる。
編集作業で見えてくる構成ってあるんですが、演出の個性が際立つ副作用もあるので
極めて一か八かの大勝負でもあるんです。
そのままチャンチャンで「おわり」というテロップで終わらす訳にもいかんしな、
と、コンテを切り始めるのでした。チャンチャン。
んで、とある番組のパロディーで〆るのがしっくりくるので、と判断し、
そのテーマ曲が著作権で使えない音楽なので、
その雰囲気に似た音楽を作らないといけない。
あららら? どんどん作業工程が増えるぞい。
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